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1.オーストラリア中古車購入ガイド:初めてでも安心!7つの必須ステップ

kenjitanaka38

オーストラリアで中古車を購入しようと考えていますか?

初めての中古車購入は、多くの人にとって不安と期待が入り交じる大きな決断です。


中古車市場には魅力的な車種が多数ありますが、一方で詐欺や故障車両のリスクも存在します。適切な情報を持たずに購入すれば、後々大きな損失を被る可能性があります。

しかし、この記事では中古車購入のプロセスを丁寧に解説します。購入先の選び方から試乗・インスペクションのポイント、名義変更の手続き、売主の信頼性の見極め方、購入後の対策まで、中古車購入に必要な知識を網羅しています。安心して中古車ライフを始められるよう、この記事をガイドとしてご活用ください。

1. 中古車の購入方法


1-1. 中古車市場と主な購入先

オーストラリアでは、中古車の購入先として主に個人売買やディーラー、オークションなどがあります。個人売買は価格が手頃ですが、車の状態を自分で確認する必要がありリスクは大きいです。一方、ディーラーは高めの価格設定ですが、車の状態が保証されています。

ただ販売店に応じての接客面や、整備をどこまで行っているかは異なります。


(※1) オークションは幅広い車種を見ることができますが、事前の下見が難しい点に注意が必要です。初めての方は、まずはオンラインで中古車サイトを閲覧し、価格や車種を比較してみるのがおすすめです。「私、中古車の購入を検討しているんですが、どこで探せばいいかわからないんです」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。


1-2. 購入プロセスのステップバイステップガイド

中古車の購入プロセスは、大まかに以下のステップを踏むことになります。まずは、オンラインの中古車サイトで気になる車種を探し、価格や仕様を比較しましょう。(※2) 次に、実際に車を見に行き、試乗やインスペクションを行います。「この車、乗り心地はどうかな?」と不安に思うかもしれません。しかし、プロによるインスペクションを受けることで、車の状態を確認できます。(※3) その後、売買契約を交わし、必要書類を揃えて名義変更の手続きを行います。最後に、車検証明書の取得と登録を済ませれば、新しい一台が手に入ります。初めてでも、ステップを一つずつ着実にこなせば、安心して中古車を購入できるはずです。またディーラー系の販売店の場合は名義変更まで全て行っていただけるとことが一般的です。


2. 試乗とインスペクション


2-1. 試乗時にチェックすべきポイント

中古車の試乗は、購入前に車両の状態を確認する大切な機会です。まずは外観をチェックしましょう。傷や凹みがないか、タイヤの溝が十分に残っているかを確認します。次に、エンジンをかけて異音がないか、エアコンやオーディオ機器が正常に作動するかを確かめます。 実際に走行して、ブレーキの効きや操縦性にも問題がないことを体感しましょう。「この車なら大丈夫かな?」と不安に思ったら、プロの車検査員に依頼して、より詳しい点検を受けることをおすすめします。少し手間がかかりますが、安心して乗れる一台を見つけるためには欠かせない作業なのです。日本ですと購入後にすぐに故障した場合などは販売店が無料で修理してくれることがほとんどですが、オーストラリアでは通用しないことも多いです。



2-2. プロによるインスペクションの重要性

プロによるインスペクションは、中古車購入の際に欠かせない重要なステップです。目視では見落としがちな箇所も、専門家の目から見れば、車の状態を正確に把握できます。たとえば、エンジンの内部や足回りの細かい部分まで、ていねいにチェックされます。「この車は大丈夫そうだけど、一応プロに見てもらおう」そう思ったら、ぜひ専門のインスペクション業者に依頼しましょう。費用はかかりますが、後々のトラブルを防ぐためにも、絶対に無駄にはなりません。特に個人売買の場合は第三者が見ることが大切です。

販売店の場合は、保証なども追加で加入できるため、購入時に確認をおすすめします。


3. 名義変更と必要な書類


3-1. 名義変更の手続きとタイムフレーム

中古車の名義変更は、車両の所有権を正式に移転する重要な手続きです。オーストラリアでは、通常、車両登録事務所(Department of Transport)で名義変更の申請を行います。(※2必要書類は州によって異なりますが、一般的には売買契約書、車検証明書(RWC)、身分証明書などが求められます。オーストラリアに来たばかりで、免許証がない場合は住所を証明する書類が必要になります。(公共料金の明細や、銀行からの手紙、賃貸契約書など)

「私も最初は手続きが面倒そうで不安でしたが、実際にやってみると意外と簡単でした」と前に経験した人は言います。手続き期間は概ね1週間程度ですが、書類の不備がないよう気をつけましょう。名義変更が完了すれば、あなたが新しい車の所有者として正式に登録されます。


3-2. 必要書類のチェックリスト

中古車の名義変更には、いくつかの重要な書類が必要になります。「書類が不足していると、手続きが遅れてしまうかもしれません」まずは売買契約書が欠かせません。これには、車両の詳細情報や売買価格が記載されています。次に、車検証明書(RWC)も提出が求められます。これは、車両が安全で法令に適合していることを証明する書類です。さらに、身分証明書や住所証明書なども必要となります。手続きがスムーズに進むよう、事前に必要書類を確認し、揃えておくことをおすすめします。

RWCがクリアになっていても、エアコンやオーディオなどは対象外のため、ご自身で購入前に確認いたしましょう。


3-3. 各州の名義変更手続きの比較

名義変更の手続きは州によって多少異なりますが、概ね同様のプロセスとなります。例えば、ビクトリア州では車両登録事務所(VicRoads)で申請を行い、売買契約書、車検証明書(RWC)、身分証明書などの書類を提出する必要があります。この際にStampDuty代がかかります。またRegoが残っていない車両はRegoFeeもこの時点でかかります。

一方、ニューサウスウェールズ州では、Service NSWで手続きを行います。「私は最近NSWで名義変更をしましたが、書類さえ揃えておけば、意外と簡単に済みました」ただし、各州で求められる書類が若干異なるため、事前に確認しておくことが重要です。手続き期間は概ね1週間程度ですが、書類の不備がないよう気をつけましょう。


4. 信頼できる売主の見分け方


4-1. 取引先としての個人対ディーラーの違い

中古車を購入する際、個人売主とディーラーでは大きな違いがあります。個人売主の場合、価格が比較的安く抑えられる一方で、車の状態や修理歴などの情報が不透明なことがあります。エンジンが冷えていると不具合が出ないが、温まると不具合がでる症状をそのまま取引してしまった事例も伺っております。

一方、ディーラーは信頼性が高く、保証や整備記録が残されているため安心感があります。価格だけで比較してしまうと高い印象の店舗もあると思います。初めての中古車購入では、ディーラーを選ぶ方が無難かもしれません。でも、個人売主の中にも「私の大切に乗っていた愛車を」と、丁寧に手入れされた車両もあるかもしれません。オンラインレビューなどを参考に、慎重に売主を見極めることが重要です。また整備履歴が残っているかの確認と、修理内容がわかるインボイスなどもあれば確認してください。


4-2. オンラインレビューや評価の確認方法

オンラインレビューや評価を確認することは、信頼できる売主を見分ける上で非常に重要です。個人売主の場合、過去の取引履歴や評価がウェブサイトに掲載されていることがあります。高評価の売主であれば、車の状態や取引の透明性が期待できます。一方、評価が低かったり、レビューに不安な内容が書かれていれば、その売主は避けた方が賢明でしょう。また過去取引やレビューが全くない方やWebアカウントは数年前からある方でマーケットプライスを最近出品しはじめの方などは注意が必要です。アカウントをのっとり詐欺のために使用しているケースも伺います。


ディーラーの場合も同様に、店舗のレビューサイトをチェックすることをおすすめします。「親切で分かりやすい説明をしてくれた」「車の状態が適切に開示されていた」といった好評価は、信頼できる業者の目安になります。「言っていることと実際が違った」「隠れた費用が多かった」などの指摘があれば、要注意です。「私は大丈夫だろう」と甘く見ず、複数のレビューサイトを参考にすることが大切です。


4-3. 詐欺やトラブルを避けるための注意点

中古車の購入では、詐欺やトラブルにも注意が必要です。例えば、走行距離を改ざんされていたり、事故車や水没車が隠されていたりする可能性があります。そのため、車両状態を確認する際は、細部までしっかりチェックすることが大切です。また、個人売主の場合は、本人確認書類の提示を求めましょう。なりすましの可能性もゼロではありません。 さらに、支払い方法にも気をつける必要があります。現金払いは避け、銀行振込やクレジットカード決済を選びましょう。「現金でお願いします」と言われても、断固拒否しましょう。「安すぎる」「条件が良すぎる」と感じたら、疑ってかかることが賢明です。「これは詐欺かも?」と少しでも不安に思ったら、そのまま手続きを進めず、専門家に相談するのがベストです。


5. 購入後のセキュリティ対策


5-1. 車の盗難対策グッズ・システム

中古車を購入した後は、盗難対策も怠らずに行いましょう。オーストラリアでは毎年多くの車両が盗難に遭っており、被害に遭わないためにも適切な対策が必要不可欠です。まずは、車内に貴重品を放置しないことが大切です。「私は車内に何も置いていないから大丈夫」と思われがちですが、盗難犯は車内を確認してから標的を決めています。次に、駐車時は必ず施錠を行い、可能であれば防犯アラームやイモビライザーなどのセキュリティ機能を備えた車種を選ぶことをおすすめします。さらに、ガレージや防犯カメラの設置された駐車場所を選ぶなど、環境面からの対策も重要になります。「車が盗まれたら大変!」と不安に思われる方も多いはずです。しかし、適切な対策を講じることで、リスクを最小限に抑えられます。(比較的治安が良いオーストラリアですが、身近な方でも車上荒らしの被害もありましたので、車内にバックは置いておかないように)


5-2. 安全な駐車場所の選択方法

中古車を購入した後は、安全な駐車場所の選択も重要です。オーストラリアでは、駐車場での車上狙いや盗難事件が後を絶ちません。そのため、ガレージや防犯カメラ付きの駐車場を選ぶことをおすすめします。「でも、家の近くの路上駐車なら大丈夫かな?」と思われるかもしれません。しかし、実は住宅街の路上駐車も危険な場所の一つです。できれば、防犯性の高い駐車場を利用するか、自宅にガレージを設置することが理想的です。「でも、そんな駐車場や設備は高くつくんじゃ...」と心配される方もいるでしょう。確かに初期費用はかかりますが、万が一の被害に遭うリスクを考えれば、それ以上の損失を防げます。安全な駐車場所の確保は、車を長く乗り続けるためにも欠かせない対策なのです。

保険に加入する際も上記を理解して保険カバー範囲を決めましょう。


5-3. 保険についての考え方

中古車を購入した後は、保険への加入も検討しましょう。保険には、対人賠償責任保険や車両保険など、さまざまな種類があります。「保険料が高くつくのでは?」と不安に思われるかもしれません。しかし、事故や盗難に遭った際の修理費用や賠償金は、保険に入っていれば大幅に軽減されます。「でも、保険の内容がよくわからない」という方も多いはずです。そんな時は、保険会社のスタッフに相談するのがおすすめです。専門家に状況を説明し、自分に合った保険プランを見つけましょう。保険は、車を安心して乗り続けるための大切な備えです。初期費用はかかりますが、万が一の事態に備えて、しっかりと検討する必要があります。


6. 購入時にかかる税金や手数料


6-1. GSTとStamp Dutyの計算方法

GSTとStamp Dutyは、オーストラリアで中古車を購入する際に必ず支払う必要がある税金です。GSTは連邦政府に支払う付加価値税で、車両価格の10%が課されます。一方、Stamp Dutyは州政府に支払う印紙税で、車両価格と車齢によって金額が異なります。例えば、ニューサウスウェールズ州では、3年以上の中古車なら車両価格の3%、3年未満なら車両価格の3.9%が課されます。これらの税金は、購入時に一括で支払う必要があるので、事前に金額を確認し、予算に組み込んでおくことが大切です。「私、税金の支払いを忘れていたらどうしよう?」と不安になる方も多いはずです。しかし、ディーラーや専門業者に相談すれば、適切な計算とアドバイスを受けられますよ。またディーラーでの購入時には、上記がほとんど含めれている販売店が多く、ただ含まれていない店舗あるため契約前には必ず確認しましょう。


6-2. 州によって異なる費用の比較

中古車購入時の税金や手数料は、州によって異なるのがオーストラリアの特徴です。

「え、同じ車なのに、住む州で払う税金が変わるの?」と戸惑う方も多いでしょう。しかし、これは連邦制の国ならではの事情なのです。各州の財政事情や政策の違いが、税率の差となって表れているのです。そのため、中古車購入時には、自分が住む州の税金や手数料を事前に確認し、予算に組み込んでおくことが重要になります。(個人売買のケース)

「私、税金の計算を間違えたらどうしよう?」と不安な気持ちもあるかもしれません。でも、ディーラーや専門業者に相談すれば、適切な計算とアドバイスを受けられますよ。

また以下の計算機を使えば、購入金額に応じて費用がわかります。


VIC州

NSW州

QLD州

WA州


6-3. その他隠れたコストのチェックリスト

中古車購入には、税金や手数料以外にも、様々な隠れたコストが潜んでいます。例えば、「車検証明書(RWC)の取得費用」や「名義変更手数料」などです。「え、これだけ払わないといけないの?」と驚く方も多いはずです。しかし、これらは法律で定められた必須の費用なのです。また、「車両登録(Rego)の更新料金」や「強制保険料」なども、年間で数百ドルはかかります。「毎年払わないといけないの?」と不安になるかもしれません。でも、これらは車を所有する上で避けられない経費なのです。事前にこうした隠れコストを把握し、予算に組み込んでおけば、後々のトラブルを防げます。「私、何か見落としがあったらどうしよう?」そう心配する必要はありません。ディーラーや専門業者に相談すれば、適切なアドバイスを受けられますよ。


7, 環境対策としての燃費効率や排出ガス規制


燃費効率の高い中古車の選び方

燃費の良い中古車を選ぶことは、経済的にも環境にも優しい選択肢です。最新の燃費基準に適合した車種を探すと、ランニングコストを大幅に抑えられます。例えば、ハイブリッド車やディーゼル車は燃費が良いので、長距離運転が多い方におすすめです。「私、ガソリン代が高くて大変なんです」そんな悩みを解消してくれるかもしれません。

ただし、燃費性能は車種やグレード、年式によっても変わるので、詳細は各メーカーのウェブサイトなどで確認しましょう。燃費の良い車を選べば、CO2排出量も抑えられるので、地球環境にも貢献できます。


8. 購入後のメンテナンスと修理


8-1. 基本的なメンテナンススケジュール

中古車を購入した後は、適切なメンテナンスが重要です。車は定期的な点検が必要な機械ですから、メーカーが推奨するメンテナンススケジュールに従うことが賢明でしょう。最低でも一年に一度は定期点検にだすことをお勧め致します。たとえば、オイル交換やタイヤ交換、ブレーキパッドの交換など、一定の走行距離や期間ごとに行う基本的な作業があります。これらを怠ると、車の寿命が縮まる上に、重大な故障の原因にもなりかねません。「メンテナンスは面倒だけど、大切な愛車を長く乗り続けるためには欠かせない」と心得ましょう。また、メンテナンスの際は、信頼できる整備工場を選ぶことも大切なポイントです。


8-2. 信頼できる修理工場の見つけ方

中古車を購入した後は、定期的なメンテナンスが欠かせません。しかし、「どこで修理すればいいの?」と不安に思う方も多いはず。信頼できる修理工場を見つけるには、まずは口コミサイトやSNSでの評判をチェックするのがおすすめです。「丁寧な対応」「適正な価格設定」「納期の遵守」など、良い評価が目立てば安心できるでしょう。また、自動車関連の専門家に相談するのも有効な方法です。「この修理工場はどうですか?」と尋ねれば、プロの目線からアドバイスをもらえます。さらに、知人の車好きな人に聞いてみるのもよいかもしれません。「私はここの店を利用していて、とても満足しています」といった実体験に基づく情報は貴重です。修理工場選びは慎重に行いましょう。愛車を長く乗り続けるためにも、信頼できるパートナーを見つけることが何より大切なのです。


8-3. 部品交換やカスタマイズのポイント

中古車を購入した後は、部品の交換やカスタマイズも視野に入れておく必要があります。走行距離が増えれば、タイミングベルトやブレーキパッドなどの消耗品を交換しなければなりません。また、お気に入りの車内アクセサリーを取り付けたり、エアロパーツでカスタマイズしたりと、愛車に手を加えるのも楽しみの一つです。ただし、部品選びには注意が必要です。「純正品を使えば安心」と思われがちですが、実は互換品の中にも高品質なものが多数あります。価格と品質のバランスを考えて、賢明な選択をしましょう。カスタマイズについても、「自分の好みだけでなく、メンテナンス性や安全性も考慮する」ことが大切です。愛車を手入れしながら、自分好みにアレンジするのも中古車ライフの醍醐味。上手に活用して、より一層愛着の持てる一台に育ててみてはいかがでしょうか。


2024,05,22

Kenji Tanaka


 
 
 

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